210620小遠見山トレッキング
妻仕事のためワンオペですが小遠見山までトレッキング♪

白馬五竜のテレキャビン(一般的な呼び方はゴンドラ)に乗って標高1,515mまでワープ♪





撮影スポットではしっかり撮影♪

今日は白馬五竜高山植物園から五竜岳の主尾根にある小遠見山を目指します。スタート地点の標高1,515m、ゴール地点の標高2,007mとなるので標高差は500m弱。小遠見山から眺める鹿島槍ヶ岳南峰や五竜岳、カクネ里氷河がとても美しいので、登山初心者にも子連れ登山デビューにもオススメのルートです♪もちろんベテランさんのお気軽トレッキングにも♪

コースの概要は、テレキャビンの終点からスタートし、360度パノラマビューの地蔵ケルン(約1,676m)を経て、見返りの平(約1,740m)、一ノ背髪(約1,892m)、二ノ背髪(約1,950m)を辿り小遠見山頂です。
それではLet’s go♪

公益社団法人 日本植物園協会 認定の白馬五竜高山植物園には普段の登山で目にする高山植物の他に、ヒマラヤで咲いているケシなど海外の珍しい品種も数多く、テレキャビンでのアクセスのため登山をしない方も楽しめる貴重な高山植物園になります。



今夏は現在運休中となりますが6月26日から運行開始するアルプス展望リフトの終点にはウッドデッキの展望台があります!

あいにくガスっていて本来眺められる五竜岳や唐松岳は見えず。。。ちゃちゃっと一段上に位置する「地蔵の頭」へ。

この地蔵の頭は安全祈願と避雷針の役割を果たしています。

こちらもガスガスで展望利かず。。。

とはいえ天気は回復傾向なので気にせず出発!

熊除けの鐘もあるのでカンカン鳴らしておきましょう!この辺りには…本当にいます!

それから夏山では熊除けの鈴は必ず携帯しましょう。

できれば熊除けスプレーも。確かに1万円は安くはありませんが4〜5年持ちますし熊の機動力、高い殺傷力を知れば持たないという選択肢はありません。

バッグに入れてしまっては、いざ!というときに直ぐ出せないので私はショルダーハーネスの下部にカラビナで掛けています。
カラビナの掛け方を考えれば前に向けたままにできます。万が一、襲われても落とすこともないので安心です。

時折手を叩きながら人の存在を野生動物に知らせつつ歩きます。ストックがあるときはストック同士ぶつけて音を出すのもいいですね。

やっぱりブナ林気持ち良い♪
10分ほどで「見返坂」に到着。

振り返って裾野に広がる白馬の田園風景でも眺めようとしたら先程まで居た地蔵の頭しか見えない。。。ある意味奇跡でもありますがw

見返坂を登り進めると、

ウッドデッキの休憩スペース♪さして長くないルートですが、このような快適なスペースが複数個所あるのは大変ありがたいし安心です。
そして息子静かだなぁと思っていたら爆睡してました!
お花の話でもしながら登ろうと思っていましたが残念。。。


次の休憩スペースも爆睡のため通過w

途中、休日で小遠見山登りに来ていた会社のスタッフとすれ違ったので写真を撮ってもらいました♪ラッキー♪

だんだんガスも抜けてきました♪
気持ち良ーーーーーい♪

今回のゴール目前に立つ道標。以前は真っ直ぐ立っていた道標が雪の力でグニャリ。自然の力って本当にすごいです。

地蔵の頭からちょうど1時間程で小遠見山到着!

しかしガス。。。
休憩されていた方々と談笑していたら幸いにもガスが抜け始め、

鹿島槍ヶ岳-八峰キレット-五竜岳を繋ぐ美しきその稜線が露わに♪


結局息子は寝たまんまでしたが起こしてグズられてもお互い大変なので下山開始!

10分ほど下ったところで何やらモゾモゾ動き始め起床。

理由は分かりませんが起きたあとずっとゴッキゲン♪


こんなことなら小遠見山で起こせば良かったw




木道を歩く息子。

登山道を歩く息子を見て、山屋としては嬉しいかぎりです♪

山を好きになってくれて、これから色々な山に一緒に旅に出られたら嬉しいな♪山嫌いにならないように加減には充分注意せねばww


マンサクは春になると真っ先に、“まず咲く”からなんだよーと、お父さん、お母さん、ワンワン、お茶と4語くらいしか話せない息子に説明しながら歩みを進めると見返坂下の展望デッキに到着。

行きは地蔵の頭しか見えませんでしたが帰りはバッチリ♪

アルプス展望リフト降り場の展望デッキもバッチリ♪

お気楽トレッキングでしたが息子と過ごす山時間は充実のひとときでした♪

10:00にテレキャビン乗車し、山を歩き、花を楽しみ、13:20にテレキャビン下車。気の向くままのペースで歩きましたが、過ごした3時間20分は濃密で最高でした!やっぱりテレキャビンで標高差800mワープすることによる時間と労力の節約はプライスレス!楽しかったです♪
最後に小遠見山のオススメポイント
①テレキャビンで標高を稼げるので体力的にも時間的にもゆとりが持てる。ゆとりがあるからゆっくりじっくり楽しめる。
②管理の行き届いた高山植物園も楽しめる。珍しい花も多く、見所満載。
③小遠見山に至るまでの1時間程度のルート上に比較的広い休憩スペースが3個所もある。子連れ登山にとってこれは大変ありがたく安心です。
④標高差500mで急登もなく登山道も整備され登りやすい。経験が無くても多くの人が歩けるルートですが、かと言って楽すぎるわけではないため、どなたさまでも満足度が高い。
⑤なかなか見ることのできない氷河を見ることが可能なルート