ウェアメンテナンス

もう1日どこかの山を登って滑ろうと思っていましたが、雨が続き様子を窺っているうちに機を逃してしまい、スノーシーズンフェイドアウトで終了してしまいました 泣

シーズン終了したのでウェアのメンテナンスとして洗濯を実施。年間50日以上滑っていた頃は最低でも月1で洗濯していましたが、仕事と家事の都合上もうどんなに頑張っても20日程度しか滑れないのでゲレンデ用はシーズンで1回、バックカントリー用は3回着たら洗濯しています。

私は良いモノを大切に扱って長く着るようにしており、5シーズン以上着るなんてザラです♪正しい手入れをしていれば快適かつ長く使える可能性が高まります。結果、写真を振り返るとずっと同じウェアですwでもオークションで高値で売れます♪

快適に過ごしたいのでハードシェルは防水透湿性に優れるゴアテックス製のウェアを着ていますが、その性能を最大限に引き出すためには洗濯がとても重要ということを知らない方が意外と多いので、こちらでも紹介いたします!超簡単なので皆さまもぜひ!

※ゴアテックス??という方は最後に説明をまとめてありますのでそちらもご覧くださいませ

まず用意するのはゴアテックス素材対応の液体洗剤。私はfinetrack社のALL WASHを愛用しています。

NIK WAX社やGrangers社も使ってきましたが、アウターもインナーも洗え、皮脂汚れなどの洗浄力も特に高いと感じているので行き着きました。

まずはポケットの中に何も残っていないことを確認。

ポケット確認した後は全てのジッパーを閉め

ベルクロもしっかり留めます。

ウェアを入れても余裕のある大型の洗濯ネットに入れ洗濯機へ。私は一つの洗濯ネットに対し一着入れています。

標準モードで洗っていきますが、すすぎが重要なので注水すすぎを2回(3回以上だとなお良し)。脱水は1分、もしくは無し。洗濯機やウェアの破損を考慮すると脱水無しが望ましいと思います。

洗濯機のサイズにもよりますが、1回の洗濯で3〜4着まででしょうか。

洗濯が終わったら吊り干ししてウェアの水気を落とします。この時、ポケットの中に入ってしまった水を出しておくと良いでしょう。

このあと乾燥機にかけるので完全に乾かす必要はありません。また可能であれば陰干しが望ましいです。

ここから先は我が家に乾燥機がないので近所のコインランドリーを利用。

ここでオススメなのが一緒に乾いたタオルを複数枚入れること。乾燥が早まることとドラム式乾燥機内側の金属面とジッパーが接触しジッパーのつまみ部分の塗装剥がれを軽減してくれます♪

まずはタオル
タオルの上にウェア
ウェアの上にタオル

温度帯を選べれば中温を選択。ウェアがほぼ乾燥していれば30分程度。びっしょり濡れていたら50〜60分程度乾燥させていきます。

粗熱取れたらハンガーに掛けてクローゼットに収納しておしまい♪これで来シーズンも快適に気持ち良く過ごせます♪

手順はざっとこんな感じです。

初めてご自身で洗濯を行う方向けにゴアテックスの説明と専用の洗剤、乾燥機を使う理由を下記の通り書きまとめます。

そもそもゴアテックスとは?

ゴアテックスはアメリカのW.L.Gore&Associates社が製造・販売する防水透湿性素材の商標名です。

ゴアテックスは高い防水性、風を通さない防風性を兼ね備え、さらに発汗による水蒸気を外に逃す透湿性にも優れています。悪天候時に運動や作業などで身体を動かす時にも衣服内のムレを最小限に抑えてくれるため快適に過ごすことができます。

ゴアテックスの性能の要となっているゴアテックスメンブレンは非常に薄く柔軟性に富んだ膜で1㎠に14億個もの微細な孔(穴)を持っています。それにより、内側からの発汗による水蒸気は通すが外からの雨は通さない、といった一見矛盾に見える性能を実現させています。

元々は医療用素材として誕生し心膜シートとして心臓手術などに使われていました。その機能がウェアやテントなどに最適なことからアウトドア用品にも選ばれるようになりました。インプラントする素材にも選ばれるということはそれだけ耐久性にも優れるということです。

基本的には表生地-ゴアテックスメンブレン-裏生地の3層構造になり、それぞれ異なる役割を担い、補完関係にあります。※2層や2.5層もありますがここでは割愛

■表生地

生地の強度を向上させたり、表面に施された撥水加工により雨天時など表面に水の膜を作らず内部からの水蒸気の蒸散を効率化

■ゴアテックスメンブレン

水蒸気は通すが水は通さない防水素材で高機能だが薄い膜なので単体では衣類として使用できない

■裏生地

ゴアテックスメンブレンの摩耗損耗を防いだり、肌や中に着た衣服との密着を防ぎます

【専用洗剤を使う理由】

先述の通り、ゴアテックスには1c㎡あたりおよそ14億個もの微細な孔(穴)があり、それらの働きにより衣服内のムレを外に逃がす訳ですが、一般的な洗剤には、香り成分や消臭効果のある成分、着心地を良くする成分、より白く見える成分などが含まれており、これらが生地内に留まることによりその微細な孔を目詰まりさせてしまい透湿性が落ちてしまうため、可能な限り洗剤成分が生地に残らない専用の洗剤を使う必要があります。

余談ですが、現在ゴアテックス製品の洗濯には液体洗剤であれば専用洗剤でなくても良いとされています。理由は、専用洗剤の使用が手入れのハードルを上げ、正しくメンテナンスしない方が増えてしまっているので、ハードルを下げ、メンテナンス頻度を増やし、その優れた機能をしっかりと体感してもらう目的からです。

一般的な液体洗剤でも洗うことはできますが、専用洗剤は皮脂汚れや汗、泥汚れをしっかりと落とした上で洗剤成分の生地残留が無いように作られているので当然ながら専用洗剤を使うことが望ましいです。

【乾燥機を使う理由】

一番外側の表生地にはDWRという耐久撥水加工が施されています。濡れても水膜が張らないよう表面に無数のうぶ毛様の微細な凸部を作る加工になります。桃の皮に水を掛けると水を弾くのと同じ原理ですね。このうぶ毛様の凸部が摩擦により乱れてしまったり、細かな埃、汚れなどの外的要因により機能低下し水を弾かなくなるのですが、熱を加えることで再び凸部が立ち上がり撥水性を復活させることができます。そこで乾燥機を使えば全体にムラ無く効率的に熱を加えることができるので便利!という訳です。

まず汚れ起因の水弾き不良は洗濯で改善し、それでも復活しない部分を熱を加え修復していくイメージです。部分的に修復したい場合はドライヤーや当て布したアイロンでも可能です。

これらの処置を行っても改善しない場合はDWR加工自体が剥がれてしまっている可能性があります。その場合、冒頭でも紹介している各社がアウトドアウェア用の撥水加工剤を販売しているのでそちらをご利用いただけば復活します。

お手軽スプレータイプやしっかり浸け置きタイプなどあります。

長くなりましたが皆さまのアウトドアライフが快適になりますように♪

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