160627鹿島槍ヶ岳登山

そろそろ釣りになんて思いつつも…山も頭から離れず…
またまた山へ行ってまいりました(^-^)
今回は赤岩尾根を通っての鹿島槍ヶ岳♪
大町の我が家から、そして白馬に通勤していると通勤路から眺めることのできる双耳峰。
赤岩尾根は新北アルプス3大急登に数えられ、あまり登りで使用する人はいないようです。

歩き始めから小1時間は鹿島川沿いの林道歩き。
160627 (3)_R
ちょいと薄暗くてクマがいつ出てきてもおかしくないロケーションですがw
熊鈴をガンガンに鳴らし、時折ストック同士で叩き音を出し警戒。
しかしそんな緊張感も豊かなブナ林が鎮めてくれます♪
160627 (2)_R
赤岩尾根登山口手前には大きな砂防堰堤があります。
160627 (5)_R
ここが少し変わっていて渡渉するのではなく…
160627 (6)_R
川の下をくぐるという斬新な構造w
通過中に中の小窓を覗くと…
160627 (7)_R
水が轟轟と流れ落ちています。
堰堤の存在は自然破壊的な観点から「う~ん」ですが、これはなかなか見ることのない貴重な堰堤ですね(^.^)

堰堤下のトンネルをくぐるといよいよ赤岩尾根登山道の始まり!
ここから稜線まで一気に標高差1,000m!
160627 (8)_R

160627 (9)_R
急登といえば急登ですが整備も行き届きとっても歩きやすい登山道。
大股を使わず登れるので疲労も溜まりにくくグングン高度が稼げ病みつきになりそうw
↑ほぼ変態ww
160627 (10)_R
30分もしないうちに鹿島川は遥か下に♪素敵です、赤岩尾根☆
今回の行動食は大好きなオブセ牛乳の焼きブレッド(^^♪
160627 (11)_R
牛乳の自然な甘味が味わい深い逸品です☆
口の水分全部持ってかれますがwww

標高1,900m付近からは高山植物も顔を見せます。
【ゴゼンタチバナ】
160627 (12)_R
【ツマトリソウ】
160627 (13)_R
【イワハゼ】
160627 (14)_R
【コイワカガミ】
160627 (17)_R
足元を見れば高山植物、後ろを見れば雲海!
160627 (15)_R
た・ま・ら・ん♪

駐車場から2時間少々、登山道スタートから1時間半弱。
急登のおかげであっという間に2,049mの高千穂平。
160627 (22)_R

160627 (25)_R
名前のとおり平坦で休憩にピッタリ(^^♪
普段眺める表情とはまた違った鹿島槍ヶ岳に
160627 (23)_R
同じく爺ヶ岳。
160627 (24)_R
山というのは不思議なもので同じ方向からでも眺める距離によって山容が違って見えたりします。
これも山の魅力の一つでしょうか。いくら登っても飽きることはありません。
高千穂平からの雲海も素晴らしい☆
160627 (20)_R
遠くに富士山、八ヶ岳の山々を望み気分爽快!
これだけで登った甲斐があるってもんです♪

ここから樹林帯も終わり、稜線までは標高差250m。
160627 (28)_R
一気に登るぞ!と張り切っていると…

あっかーん!w

写真に収めずにいられない花々の登場!足止めくらってペース上がらずwww
【クチバシシオガマ】
160627 (29)_R
【ハナニガナ】
160627 (30)_R
【ウラジロヨウラク】
160627 (31)_R
【ハクサンシャクナゲ】
160627 (32)_R
他の地域にも咲いているのにハクサンの冠のついた植物って多いけど、これはきっと古くからの山岳信仰の歴史によって入山者が多いから、先に発見されたことによるものなのでしょう。

さぁ気を取り直して登ります!
160627 (33)_R

ダメだ、またお花の登場ですwww

【ミヤマダイコンソウ】
160627 (35)_R
可憐なお花に完全にペースを乱されますwwww
この辺りから赤岩尾根の名の通り赤茶けた岩場が多くなり、
160627 (36)_R
ここをガシガシ登っていく冷乗越に到着!
160627 (37)_R
先に見える冷池山荘は相変わらず凄いところに建っています。
160627 (39)_R
背後には愛する爺ヶ岳。
160627 (40)_R
160627 (41)_R
美しい☆
そしてその頂きは雲に隠れても変わらぬ風景美を持つ立山の山々。
160627 (42)_R
見つけてしまったネマガリタケ
160627 (44)_R
採るべきか採らざるべきか、葛藤しながら悶々と歩いていると
160627 (45)_R
スタートから3時間15分、冷池山荘到着!
ここで用を済ませフウッと一息。
疲労感はあまり感じませんが計画的休憩を取ります。
160627 (47)_R
冷池。冷たいのかもしれないけど、いくら暑がりの私でも入る気にはなれない。。。
そもそも入るための池ではないかw入るための池ってなんだww
山荘ベンチからは爺ヶ岳三峰がキレイに望め
160627 (46)_R
いつも眺めるその姿の裏側に魅了されます。

鹿島槍方向に歩を進めるとしばらくはお花畑を歩きます。
160627 (48)_R
五竜ではずいぶん前に終わってしまったシラネアオイを一輪発見しテンションアップ!
160627 (49)_R
ここのシラネアオイでこんなにテンション上がっているのはきっと私くらいでしょうw
【チングルマ】
160627 (50)_R
【シナノキンバイ】
160627 (51)_R
【キヌガサソウ】
160627 (52)_R
爺ヶ岳の美しさに何度も振り返ってしまいます。
160627 (54)_R
正面には布引山。
160627 (55)_R
伏兵的存在ですがこちらもフォトジェニックで美しい☆
【イワツメクサ】
160627 (56)_R
【ハクサンイチゲ】
160627 (57)_R
ハクサンイチゲのお花畑と立山連峰。
160627 (58)_R
前に下に横に後ろにと視線大忙しで歩き続けると布引山の山頂。
160627 (60)_R
仁科三湖側から湧き上がる雲間よりシュゴォォォとジェット機の飛行音が聞こえます。
反対の黒部側では戦闘機の飛行訓練が行われたりしてますがナゼ仁科三湖側から…
キョロキョロしていたら音の正体発見!!
170kmという超高速で滑空する渡り鳥のアマツバメ!!
160627 (62)_R
夏に日本に渡ってくる夏鳥で、飛びながら睡眠することもある強者。
その長く細い翼では地表(地面)から飛び立つことができないため、岩から飛び下り落下しながら離陸を行います。
岩影に営巣し日本の高山で繁殖する彼ら。
縦横無尽に飛び回る姿を激写しちゃいました♪
ワタクシこういうところは持っているようです(^^♪

下界はさぞ暑いようで谷風に乗ってモクモクと雲が昇ってきます。
160627 (63)_R
振り返ると爺ヶ岳は残念ながら雲の中ですが歩いてきたトレイルが美しい☆
160627 (64)_R
スタートから5時間、鹿嶋槍ヶ岳南峰到着!
160627 (66)_R
北峰方向はガスって視界不良。。。
160627 (67)_R
山頂で30分ほど待機しましたがガスは抜けず北峰にさよなライオン。
160627 (70)_R
往路を辿って下山します。
160627 (71)_R
復路の冷池山荘では林道整備などの感謝を込めてポカリ購入。
160627 (72)_R
微力ながらも山小屋に貢献できればと思っています。
冷乗越に着くころには鹿島槍はすっかり雲に隠れていました。
160627 (73)_R
赤岩尾根はクリアな視界で良かった(^^♪
160627 (74)_R
稜線下だけヤセ尾根や
160627 (76)_R
鎖場がありますが、余程気を抜いていなければ大丈夫。
160627 (77)_R
【ウラジロナナカマド】
160627 (78)_R
秋に真っ赤に染まるナナカマドもその花は白い。

鹿島槍山頂から3時間、鹿島川まで下りてきました。
160627 (79)_R
川をくぐり対岸から眺める赤岩尾根。
160627 (80)_R
木こそ生えてるけど壁のようにそそり立つ赤岩尾根。
160627 (81)_R
今日の山行を振り返りながらの林道歩きは、川のせせらぎ、ブナ林とその木漏れ日と相俟って格別☆
160627 (82)_R
そして山ではやはりドコモ一択ですね(^^♪
160627 (83)_R
さりげなく宣伝♪ ←全然さりげなくないww
160627 (85)_R
往復トータル9時間で本日の登山終了!
コースタイムは14時間ですが充分日帰り可能です♪
赤岩尾根は効率的に高度を稼げ、歩きやすく、高山植物も豊富。
ダレることなく歩ける素晴らしいルート☆
確かにコースタイムだけ見ると長く感じますが、疲れる前に休む、お腹が空く前に適宜食べる、のどが渇く前に飲む、こうして意識的に休憩をコントロールし疲労を溜めず歩けば日帰り可能です。
1時間程度歩いたら5分程度の小休止を取り、たとえ食べたくなくても行動食を口にすることが大切です♪
食べたくなくても量でコントロールすればイイだけですしね(^_^)b
下山後、帰宅してシャワーを浴びた私はジムでワークアウトするほど元気でしたwwww

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください