160517-21北アルプス縦走~3日目~

せっかくの小屋泊。
めったにしない小屋泊。
プライベートではほぼ記憶にない小屋泊。
今日は涸沢ヒュッテまで4時間ほど登るだけの楽チンルートの息抜きデー。
朝食時間直前まで寝ている予定でしたが…
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結局早起きしてしまう山男w
陽が昇れば可憐に咲き誇る二輪草もまだオネムさんな早朝散歩。
鳥のさえずり、もとい、大合唱が高地の朝をより爽やかにしていました。
これは気持ちいい♪気分上々、爽快この上なし(^^♪

宿に戻って荷物、ロープなど装備のチェックと整理をして朝食タイム。
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純和風でありなんも山菜や自家製スモークサーモンで山小屋風にアレンジ♪
美味しかった~☆
昨晩、気になっていたステーキや岩魚など主菜に箸もつけず食堂を退室した無口なおじさん。
またまた向かいに座っておられました。
無口だから気まずいなと、私が同じテーブルの他の方と話していると
  「この後はどこに行くんだ?」
と急に話し掛けてきました。
残り3日間の予定を話し、翌日の北穂高岳→涸沢岳、時間があれば奥穂高岳アタックのことでナーバスになっていることを伝えました。
今度は何でナーバスになっているのか尋ねてきました。
・今年この時期のルートの情報が少ない
・小雪であったが高所はまだ残雪あり、岩陰に残った雪が氷化していないか
・険しい岩場となるのでアイゼンの付け外しが必要だが、いざそれが出来ない状況だったら…
などと回答。
すると「行って来いよ!行けるよ!」と険しくも深みのある笑顔で答えてくれました。
なんで?と聞くと
  おじさん「あのブーツどんだけ履いてる?」
  わたくし「5年履いてソールは2回張り替えました」
  おじさん「人となり、装備、道具の取り扱い見てりゃ山への取り組みは分かるもんだ」
どうやらチェックインの時や部屋で荷物整理しているときに見ていたようだ。
  おじさん「にーさんは良い顔してるよ」
  わたくし「イケメンってことですか?そんなことないですよ」
  おじさん「俺は男だからそんなことは分からんが(笑)、山男の良い顔してるってことだ」
周りからも笑いが起きていましたが、なんだかとても嬉しかった。
  おじさん「ただ心配している箇所は言ってる通りだからソロで不安ならやめておけ」
  おじさん「北穂のバリエーションに行って来いよ」
  わたくし「どこから取り付くんですか?」
  おじさん「んなもん見りゃ自分で分かるだろ!感じるまま行って来い!」
胸が熱くなりました!!
聞けばおじさんはヒマラヤ遠征6回のスペシャリスト。
そんなお方にこんなにも有難いことを言っていただけるなんて!
おじさんとは握手をして別れましたが、ものすごい握力で手が砕けるかと思いましたw
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おじさんとの出会いに感謝し徳澤園を出発!
足取りも軽く、気分は高揚!
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隣りを流れる梓川くらい澄み切った気持ちで歩けました(^^♪

何度も歩いている涸沢までの道。
気になるのは本谷橋から先、どこから残雪ルートになるか。
夏道は面倒くさいのでなるべく早く残雪ルートになってほしいなと考えながら1時間半。
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橋に到着したが全然雪ない。。。
ショックを受けながら橋を渡っているとやたら揺れる。。。
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犯人発見wテンガロンハット被った陽気そうな外人さんが橋を揺らしていましたww
揺れはともかくwできればここから雪道歩きがよかったなぁ。
ショック過ぎて疲れてもないのに30分の大休止。。
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清らかな流れをただただボーっと眺めてました。。。
結局、涸沢ヒュッテまでの半分ちょっとは夏道(泣)

徳沢出発から4時間。
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涸沢ヒュッテのテン場到着!
やはり涸沢は気持ちいい!!
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ロケーションが極上過ぎる!!
そして美味し過ぎるこちら
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おでん!さすが名物!! ←勝手に名物だと思ってる
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何から何まで最っ高です☆☆☆
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いよいよ明日は核心部!地形図を読み山をしっかり理解しアターック!
崖記号ばかりでよく分かりませんがw

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