160517-21北アルプス縦走~1日目~
昨日は夕方以降の爆風&雷雨を避け予定変更と相成りましたがこの選択はきっと間違いなかったはず。
下界も強風が吹き荒れていましたし。
そもそも燕岳でテン泊していても常念小屋までの道中、昼過ぎまで雨で展望は望めません。
私は登山家でもクライマーでもなく、あくまでも景色至上主義のトレッカー!
気を取り直して4泊5日の山旅の始まりです♪
昨晩からの降雨で川はだいぶ増水気味…
昼前には雨は上がりそうでギリギリまで駐車場待機。
結局10時まで待ちましたがだいぶ小雨になったので出発!
駐車場では他パーティーのペアも待機していました。
レインウェアを着てバックパックにはレインカバー装着。
やはり暑苦しい。。。どうせならもっと降ってほしい(笑)
山の神様が祀られていたので今回の山旅そして外遊びの安全を祈願しお参り。
神様信じていないのにお参りだけはする都合の良い謎の男です。
お参りした後だからか、どこか神秘的に感じる登山道。歩くだけで心が洗われるようです♪
気持ちよく歩を進めていると足元に…
蜂の巣の残骸…
頭をよぎる熊の存在…
熊鈴がMAXで鳴るようストックのストラップに装着します。
登山者が多いルートとかではザックにつけたり消音させたりもしてますが、ここはヤバそう。
とりあえず恐怖心を抑えるために食べ物を口に…
今回の行動食はココナッツサブレとドライフルーツ(^^♪
…食べて心を落ち着けるってただの食いしん坊w
空を見上げると雨も上がる寸前。
11時ころにはほぼ止み、レインウェアから解放されました。
ほんとは止んでませんでしたが、汗で濡れるのと雨で濡れるなら後者を選びます(笑)
休憩ポイントの王滝ベンチに着きましたが、
そこはほぼ小川。。。立ち止まる気にもなりませんでした。。。
その後も登山道はほぼ川。。。
アドベンチャー感が高くて楽しかったですけど♪
しかし雪渓に降りるポイントでルートを間違え30分ほどロスするはめに…
旗も流されていたので立て直しておきましたが、ここは分かり辛かった。
ようやく雪渓に降り立つも雪の下を激流がゴーゴーいって流れてる。。。
足元が崩れた瞬間、さよなライオンだなぁと思いながら、そーっと歩きました。
雪渓移動時の恐怖感のみで体力的にキツイ箇所はなく、気づけば常念乗越に到着!
ガスガスで全く見えませんが
イコール今日の目的地である常念小屋に到着です♪
ガスって真っ白になったり抜けて晴れたりを繰り返していましたが
表銀座らしく槍ヶ岳、穂高連峰の眺望が最高っ☆☆☆
特等席で極上のディナー(^^♪
そして出来上がったご飯パックにビーフシチューを無理やり入れるのが私のスタイル!
食後はジップでチャックができ、汚れも匂いも封印できます♪
お湯を注ぐだけ簡単フリーズドライ山食ですが、これが美味しくて大のお気に入り♪
食後、衣類を干したりゆっくり景色を眺めたりしましたが気になって仕方ないことが…
朝、駐車場で一緒だったペアの方々がまだ上がってこない。。。
心配で登山道合流地点をウロウロ。
もう日も暮れそうです。。。
テント泊をするとおっしゃていたので予約はしていないと思いつつも山小屋に確認するも情報ゼロ。
他ルートからいらした親子3人グループに途中見えなかったか聞くも情報ゼロ。
最終水場まで1時間程度なのでそこまで見に行こうか、
いやでもそこまでにいなかったらどこまで下りるのか。。。
自問自答しながら悶々と待っていると…
来たっ!!!!!!
18時頃の到着でしたが、途中、ルート外の沢を間違えて登ってしまい時間が掛かってしまったとのことでした。
ご無事で何より(^^♪
いや~本当に良かった☆
槍に没する太陽は沈みゆく陽なのに力強くまた神々しい光を放っていました。
美しい景色に心奪われ一人景色を眺めておりましたが、ここで救世主登場!
聞き取り調査で話し掛けた親子3人グループにビールをご馳走されちゃいました☆
これは嬉しい(^^♪
御三方それぞれにえらく気に入られ、景色を眺めながら山話で盛り上がりました♪
奥様は昭島のモンベルで勤務されていて、息子さんは来週から北岳にある白根御池山荘で働くとのこと。
また再会できたらいいなぁ。