20160516燕岳登山

これはあくまでも私にとってですが、仕事がひと段落し年間でも長期休暇の取りやすいこの時期。

GW明けの平日で混雑とも無縁なこの時期。

残雪と新緑の混在する魅力的なこの時期。

こりゃあ山に行くほかどこに行く!

とばかりに鼻息荒く行ってきましたプチ長期登山♪

当初は5泊6日縦走登山で燕岳~大天井~常念岳~など所謂〝表銀座〟を歩き、槍ヶ岳、穂高連峰を眺めながら、さらには穂高も歩いてしまおうなんてロマンあふれるプランを立てていました。
しかし入山初日の5月16日は午後から強風&夜は雷雨が予想される状況(泣)
どうしたものかと考え、考え抜いて絞り出した答えは…
とりあえず初日だけは日帰り前提で燕岳を登る!
状況によっては当初プランを実行するが泊まる気はさらさら無し。
日本海を低気圧が北東へ移動し寒冷前線が夜通過するため、100%強風100%雨70%雷という見立て。
午前中は晴れ確実だし、まっ半分はトレーニングがてらの登山です(^^♪

前日の帰宅が遅かったため寝不足気味で自宅を5時ころ出発。 ←遅いっ
燕岳の玄関口は中房温泉。
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今は大町に住んでいるので北アルプスを登るにはどこも近くて助かります♪
登山口で準備を済ませて6時半に出発!
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あと1分が待てない男は拘りが強いのか弱いのか分かりません(笑)
燕岳の代名詞といえば〝北ア三大急登〟〝合戦小屋のスイカ〟〝山頂付近の花崗岩による造形美〟でしょうか。
しかし登りでいえば登山道もよく整備され、危険個所もほぼなし、非常に登りやすい!
スピードクライムには全く興味ありませんが、勾配もそれほど感じずサクサク登れます。
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25kg背負っていてもコースタイムの半分程度で登れました(^^♪
ちなみに私はあまり早くありませんのであしからず。
疲労をあまり感じないので写真撮影を立ち休憩とし登り進めます。
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富士見ベンチなるところで富士の眺望に期待しましたが残念…
天気悪化を知らせる層雲が下界を埋め尽くしています。
歩いていると時折顔を見せる常念岳と常念坊の雪形。
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下山しようがしまいが明日はあそこにいるんだなぁと思うと妙に親近感が湧きます。
登り始めから2時間弱で中間地点の合戦小屋に到着!
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ここは休憩や軽食をとれる山小屋ですがまだ開いていない…
こちらで食べるスイカが美味しいのです☆ ←想像ですが(笑)
休憩ベンチの奥には物資を運ぶためのリフトがあります。
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スイカ食べたかったなぁ…

ここからようやく雪道となりましたがアイゼン不要と判断しゲイターも履かずそのままスタート!
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支尾根歩きとなり少々風を感じますが体温上昇を抑えペース下げず登れました。
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槍穂がどんどん近づいて気分も高揚する一方、
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穂高連峰にかかる笠雲が気になります…
稜線に上がりきるまでもつかなぁ…
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雲量が増え今にも飲み込んでしまいそうです。
スタートから2時間40分!燕山荘に到着!
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標準コースタイムは4時間半で3時間~3時間半を想定していたのでこれにはビックリ!
早けりゃ偉いってものではないのでどうでもいいですけどね♪
さてお目当ての方向に視線を戻すと…
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槍ヶ岳方面はあっという間に雲に包まれ始めました。
滑り込みセーフでその素晴らしい眺望を楽しめて良かった☆
美しき燕岳はまだそのお顔を隠さずいてくれ
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裏銀座も素敵なお姿☆
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せっかくの長期休暇なので本当は裏銀座を歩きたかった。
この時期の燕山荘のテント場はこんな感じです。
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登る前から99%下山のつもりでしたが、風がかなり強くなりこの時点で100%確定。
山小屋の方も泊まるなら小屋でと。
明日、また常念から登りますと告げるとキョトンとしてました。 ←そりゃそうだ

風がかなり強いですが雲に巻かれる前には間に合いそうなので燕岳山頂を目指します。
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振り返ると山小屋と景色の調和にうっとり。
山の景色に山小屋や登山者の姿って相性抜群だと思います。
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ほどなく山頂に到着!
この頃には景色より、今にも風で吹き飛ばされそうなキャップが気になっていました(笑)

冒頭でも書いた通り、燕岳の代名詞は花崗岩の山頂!
長年の風雨で風化が進み、様々な奇岩が多い中、代表的な
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イルカ岩!!さすがの存在感!!

燕山荘に戻るとどんよりどよどよ真っ黒な空…
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分単位で雲が増えます。前もって分かっていたことなので驚くこともないですけどね。

下山はケガのリスクが高いので景色や草木を愛でながらゆっくり下ります。
登りでは完全に見落としていた
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オオカメノキの白い花の輝き☆
登山道には落ちてなお輝く花弁☆
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何気ない自然美に癒されます♪
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2時間かけ下りましたが後半の樹林帯ゾーンが暑かった。
火照る体のクールダウンと重荷で悲鳴を上げる肩をクールダウンするため
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こちらで豪快に水浴びをしました♪

もし今日から縦走を開始していても夜は暴風雨で明日の午後までは眺望ゼロ。
雄大な景色を眺めながらの稜線歩きが魅力の表銀座。
下山の選択は間違いなかったはず!

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