高山村 七味大滝
今日は高山村の五色温泉~七味温泉間の遊歩道を歩き、その先にある七味大滝を目指しトレッキングです
『山の音遊歩道』というネーミングのルートを辿ります。
麓にある山田温泉はその昔俳諧などの集いが開かれるなど文人墨客に愛された場所だそうで、かの森鴎外も訪れたらしいです。
そんな背景があってか所々に俳句を詠んだ石碑が置かれていました。
「いたどりの花 こぼるるや 流れ雲」
そんな詩情あふれるトレッキングルートをいざクライムオン
所々やぶを掻き分けないと進めない場所もありましたが、手の入り過ぎたルートよりはこれくらいの方が楽しく感じます
カムイも自然大満喫でリードの届く限り草を掻き分け動き回ります
ではここで一句
「秋の道 進むカムイは 種だらけ」
スイマセン、お粗末すぎでした。。。
気を取り直して(?)歩を進めると
グッドな雰囲気の森が適度な勾配の中続いております。
本当に気持ちの良いルートです。
足元にこんな人工物がありましたが
これは山頂付近に広がる奥山田温泉へ中腹にある源泉から温泉を引き上げているパイプです。
奥山田温泉の源泉は五色温泉と七味温泉の中間にあるんですよ
『山の音遊歩道』を1㌔ほど歩くと七味温泉に着きます。
その横には松川が流れていますが、温泉成分や鉱毒により石も赤茶け渓魚も棲めません。。。
水は凄く綺麗なんですけどねぇ。。。
カムイも入りたそうに眺めています
このところ秋がグッと深まり気温もググッと下がりましたが、高山村周辺の山々の紅葉は部分的といったところでしょうか
今回のルートは七味温泉の旅館付近以外は森の中or川沿いの林道なのでいつ熊に遭遇してもおかしくなく内心ヒヤヒヤしながら歩いていました。
モチロン熊鈴は携帯していますけど。。。
そこで登場する救世主がこちらです
ここぞというところに設置されています
ぶら下がったチェーンを振るとキンキンキンと喧し過ぎる音が響き渡ります
これで幾分安心して進むことができます
七味大滝手前400mは急登が続きますが所々休憩ポイントもあり、紅や黄に染まった木々の葉を眺めつつ、気付けば本日の目的地
七味大滝でございます。落差は20mほど。
色付き始めた木々の葉と滝が相まってとっても綺麗でしたよ
簡易展望台が設置されていましたが
展望台に着くまではその姿は一切見れないのでなかなかの達成感でした[emoji:v-91]
達成感に浸っている傍らでカムイは滝に降りて遊びたそうでした
総距離2.5㌔程度のルートでコースタイムは片道1:40でしたが適度な勾配もあり人も少なくトレッキング入門者には打ってつけのコースではないかと思います。要熊鈴ですけど
最後に一句、
「落葉路 カムイと歩き 滝目指す」
やっぱダメだ、俳句は向いていない。。。